制 作 メ モ

藤 永 覚 耶 | 作品制作、展覧会、その周辺について

スポンサーサイト 

--/--/--
--. --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

CM: --
TB: --

page top

北海道・OCHIISHI 

2010/08/11
Wed. 02:32

先日、一週間ほど、北海道のほぼ最東端に位置する根室市・落石(おちいし)へ行ってきました。

アートプロジェクト・落石計画 -ochiishi plan-。
これは、現在は作家池田良二氏の所有になっている落石無線送信所跡の建物で、井出創太郎氏・高浜利也氏が中心となり地元と関わりながら行う3年3期に渡るアートプロジェクト。
今年第3期では、僕は作品は出さないものの、設営応援&手伝い、ワークショップ要員としての参加。
去年は僕も落石計画の中で同世代と残響という展覧会を立ち上げ作品を展示しました。

落石計画詳細
http://www.ochiishikeikaku.com/


ochiishi8

まず無線局の外観。
まわりは湿原に囲まれ、そこにひっそりとコンクリートの建造物が佇む。


そして、展覧会の場となっている無線局。


ochiishi7



IMG_3310.jpg


無線局内部は、長年の寒暖の繰り返しから廃墟然としているが、大きくとられた窓から入る自然光は空間にコントラストを加え、とても美しい。


ochiishi10

今年の落石計画3期では、井出創太郎氏と高浜利也氏のユニットで制作している茶室:対話空間がメインの作品(プロジェクト)になっている。これは、対話空間(コミュニケーションの空間)としての茶室の外壁に約3000個の銅版のイメージを刷り取った石膏のキューブが積み上げられている。



ochiishi1



ochiishi2

現在も進行形で、作品を制作するスパン、そしてひとつひとつの作品に向かう時間、ともにスケールを感じる。


そして今年で落石(おちいし)に行くのはもう3回目なのですが、とにかく毎回景観が圧巻。。。


無線局の裏手の湿原からは岬に向かって一本の木道がのびている。木道へ向かう。


ochiishi3

木道を進む。
このあたり一体は、濃い霧がかかっている。


ochiishi11

木道からの景色はまるでサバンナのようで、日本であることを忘れてしまう。この濃い霧の中をひたすら歩いてゆく。どんどん現実感が希薄になってゆく。


ochiishi4

木道を抜ける頃には視界が開け、湿原があたりに視広がる。


IMG_3405.jpg

岬。
岬にでると急に霧が晴れていたりする。空も海もすごく境界が曖昧で光自体も丸さを帯びている。

この落石の岬や湿原、霧の中にいる感覚は、余計なものがなくて、個人的な作品を制作している感覚にすごく近いような気がしてしまう。
その、自分の頭にしかない個人的な制作感覚のようなものを、現実の空間で他人と共有している、という感じがして、現実感のない妙な感覚に陥ってしまう。

なかなか体感できない場所の感覚だと思う。

既に来年も行きたいなと思ってるもんなー。

自分の作品を展示したわけでもないのに、すごく充実感のある時間を過ごせた。


しかしながら、僕の実生活は滋賀県の雑多の中にあるので、気持ちをこっちに戻して制作がんばらねば!
スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2010-08

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。